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L-92乳酸菌はアトピー性皮膚炎を改善させる
近年、アトピー性皮膚炎は、
その発症傾向が変化してきています。
日常的に見られる皮膚の痒み、赤み、肌荒れなどは、
実はアトピー性皮膚炎だったなんて言う事も少なくありません。
アレルギーは本来は無害なものに体の免疫系が
過剰に反応する事によって発症する疾患です。
アレルギーの発症には体質に加えて
様々な要素要因が関連しています。
さらに、昨今のアレルギー人口の増加を
説明する衛生仮設というものがあります。
清潔すぎる環境下では
感染症が減りますが、
免疫系が鍛えられなので、
アレルゲンに過剰反応しやすくなる事で
アレルギーの発症が増加するのです。
アレルギーには環境や生活習慣が大きく関わっています。
中でも特に要注意なのが皮膚バリア障害です。
健全な皮膚であれば角質層を含む表皮が
バリアとなってバクテリアやアレルゲンの侵入を防いだり、
皮膚内部の水分の過度な流出を阻止してくれます。
しかし、常日頃の生活の中で皮膚のバリア機能が低下すると
そこからアレルゲンが侵入してアレルギーを引き起こしてしまうのです。
皮膚バリアが役割を果たせないと、
水分の蒸発を効果的に阻止する事ができないため、
皮膚は外部からの刺激に無防備な状態になって、
皮膚炎が生じやすくなります。
ディーゼル車の排気ガス、
界面活性剤を含んだシャンプー、
洗剤、空気の乾燥などは、
皮膚バリアを傷つけ、
アレルゲンの侵入を許してしまいます。
ここ数十年間でアトピー性皮膚炎の傾向にも
顕著な変化が見られます。
以前はアトピー性皮膚炎は乳幼児に多く見られ、
学齢期になると自然治癒していましたが、
昨今では成人になっても治る気配もなく、
続く人や悪化する人が増加の一途を辿っています。
アレルギー疾患は免疫バランスの崩れによって発症します。
人間の免疫システムには、
司令塔の役目をするTh1、
Th2、Tregが関わっています。
これらのT細胞は互いに調和を
保ちながら免疫を制御しています。
しかし、環境の悪化や生活習慣の乱れによって
Th2が過剰になったり、Tregが弱まったりすると、
免疫バランスが崩れ、アレルギーを引き起こしてしまいます。
アレルギー対策の肝は、
免疫バランスを整える事なのです。
アレルギー疾患の発症メカニズムが
徐々に明らかになりつつある中、
多くの研究者の間で最新のアレルギー対策として
脚光を浴びているのがL-92乳酸菌です。
L-92乳酸菌は免疫を司るT細胞に働きかけ、
抗アレルギー作用を引き出してくれる事が
多くの研究で明らかになっています。
